学校の勉強とか学歴とか、絶対必要なものなんですか?(高2・17歳)-【岩手県公式】就活応援メディア 「みんなの想職活動」

みんなの想職活動

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2024/12/27 掲載

みんなのお悩み相談/02

学校の勉強とか学歴とか、絶対必要なものなんですか?(高2・17歳)

今回の相談は、「学校の勉強や学歴が必要なものか教えて欲しい」。毎日勉強に追われていると、「なんのための勉強」なのか疑問に思うことってありますよね。私も学生時代はそうでした。でも、日々の勉強にはちゃんと意味があるんですよ。今回はそんなお話をしてみたいと思います。

学校の勉強は社会に出る基礎づくり、仕事に役立つ学びがいろいろ!

どうして勉強しなくちゃいけないんだろう……。難しい数学の公式に四苦八苦しながら、誰もが一度や二度は思ったことがあると思います。自分が好きな勉強ならいくらでも頑張れるのに、学校の勉強となると「やらされてる」と強く感じてしまうのもよくわかります。

でも、よく考えてみてください。漢字や計算は生きていく上で必要なものですし、歴史や理科、家庭科なども生活に密着しています。海外の音楽が好きな人や外国人と友だちになりたいと考えている人なら、英語も必要な知識でしょう。つまり、学校で習う内容のほとんどが「社会で生きるための基礎づくり」につながっているのです。

それに、学校の勉強は、将来の選択肢を広げるのに役立ちます。高校、専門学校、大学と、勉強をしてさまざまなことを学ぶと、就ける仕事の幅が広がります。今は目の前にことで精一杯かもしれませんが、学校の勉強は将来につながる大事なもの。できるだけ前向きに取り組んでみましょう。

学歴は一番大事なことじゃない。
生きていく道はいくらでもあります

高学歴・高収入なんて言葉を聞いたことがあると思いますが、「学歴」はどの教育段階を修了したかを指すものです。学校の教師や医師など、大学を出ていないと就けない職業もありますし、学歴によって就職試験を受けられる業種が制限されるなど、就職に影響が出る場合もあります。

でも、学歴がすべてではありません。世の中にはいろいろな学歴の人がいますが、やりたい仕事に取り組み、充実した毎日を送れているかどうかに、学歴は関係ありません。いちばん大切なのは、自分が何をやりたいのかを考え、実現していくこと。勉強だけできても、やりたいことを見つけられなければ、就職しようにもできないのですから。

今、学校生活や勉強に悩んでいる人も悲観することはありません。大人になって社会で居場所を見つけ、活躍している人はたくさんいます。今は悩んでいても、フリースクールに通ったり、趣味のサークルに参加したり、自分なりのタイミングで一歩踏み出してみる。すると、意外な方向に道がひらけていくかもしれませんよ。

先輩たちに聞いてみました!

Q.仕事をしていてどんな時にやりがいを感じますか?

「人生の節目に空港を利用されるお客様がいます。涙を流しながら再会を喜ぶ場面に立ち会えた時、この仕事をやっていてよかったなと思います」
岩手県空港ターミナルビル・総務課/中村美仁さん

「自分の好きなことを仕事にできて、常に最先端の知識や技術を吸収しながら、すぐに実践できることがすごく楽しいです」
イーエムエス・システムエンジニア/千葉翔太さん

「私が主催しているツアーの参加者に、北上の豊かな自然や地域の方々との触れ合いを楽しんでもらい、その感動をみんなで共有できた時です」
北上巣箱・代表/深津咲奈さん

「エンジニア時代に培った知見と機械を使ってトマト栽培の仕組みを変え、より美味しいトマトを生み出すことが面白いですね」
いわて若江農園・代表/若江俊英さん

「あなたの丁寧な対応に助けられました…とご家族から感謝のお手紙をいただいたことが忘れられません。私の糧になった出来事でした」
いつつ星会・生活相談員/中田 悠さん