interview
2023/12/7 掲載
部活と仕事/03
「営業職の人は元運動部が多くて、事務系職種の人は元文化部が多いよね」それって、果たしてホント?そんな疑問から、部活動と仕事との関係性に着目したこのコーナー。今回は、株式会社東北銀行の橋本卓也さんにお話を伺いました!
今回の部活
バレーボール部
[PROFILE]橋本卓也さん・32歳/株式会社東北銀行 花巻支店・北花巻支店/県立伊保内高等学校・駒澤大学経済学部商学科卒業/FC東京(2012-2016)
橋本さん、こんにちは!高校からバレーボールを始めたそうですが、2年生の頃から県選抜で活躍したんですって?
身長が194cmもあるので目立ったんでしょうね(笑)。強い高校ではなかったんですが、とにかくバレーが楽しくてハマりました。顧問の先生はいたのですがバレーは未経験でしたので、自分たちで雑誌やプロの試合を見ながら練習方法を工夫したりして。おかげで自主性が養われたと思います。
競技歴が浅いにも関わらず、大学時代もレギュラーで活躍したなんてスゴイですね!
全国大会にも出たことがない無名の選手でしたから、最初は大変でした。とにかく自分を認めてもらおうと、人の倍以上の練習を重ねて技術を磨いたんです。1年の秋からレギュラーを勝ち取って、3年の時は関東大学リーグで「ベストスパイカー賞」を取ることができました。
練習の積み重ねで結果を出したんですね~。とはいえ、卒業後にプロの道に進むなんて、相当な覚悟が必要だったのでは?
亡き母や家族、支えてくれた人たちの期待に応えたいと思って、V・プレミアリーグのFC東京に入団しました。でもプロの世界は、大学とは段違いのレベルで、有名な選手ばかり。初日のウオーミングアップから、全然ついていけなくてショックでした。
社会人なので午前中は東京ガスの仕事をこなし、午後は練習という毎日でした。仕事とバレーの両立がこんなにしんどいのか…と、心が折れそうになりましたね。
その辛さを乗り越えられたのはなぜでしょう?
自分に負けたくない、その一心でしたね。ここで辞めたら、何に対しても逃げるようになる。仕事もバレーもどちらも頑張れば、必ず成長できるし、結果もついてくると信じて踏ん張りました。
FC東京には4年間在籍したのですが、プロのプレイヤーとして自立できたことが大きかったですね。技術面もそうですが、仲間とのコミュニケーションや普段の生活管理など、「基本の大切さ」を学ぶことで、自分をコントロールすることができるようになりました。
2016年のいわて国体を機にUターン、東北銀行に入行したわけですが、どんな仕事をしているんですか?
最初の紫波支店では渉外担当、今の花巻支店では融資担当として、個人のお客さまのローンや法人の融資の相談・審査などを行っています。例えば住宅ローンを借りるお客さまの場合は、融資と同時に保険の見直しや資産形成のご提案をすることもあります。
さまざまなお客さまと出会うわけですが、特に起業される方の場合は、いろいろな壁にぶつかります。それを一緒に考え、一つひとつ乗り越えていくプロセスに大きなやりがいを感じます。銀行員は、お客さまの夢を応援する仕事ですから。
バレーボールで培ったことで、仕事に生かされていることはありますか?
まず、積極的にコミュニケーションを取ることです。特に支店内でのコミュニケーションを大事にすると、仕事でも良いパフォーマンスができるので、そこは意識していますね。
それと、挨拶をするとか、時間を守るとか、基本中の基本を大事にすること。ごく当たり前のことなんですが、それを疎かにすると、追い詰められた時に弱さや脆さが出る…人間性が現れるんです。基本をバカにせず、手を抜かずにできる人は、バレーでも仕事でも伸びていくと思います。
あとは、ミスをした時の気持ちの切り替えですね。「失敗も伸びしろ」とポジティブに考えて、瞬時に切り替えることが大事です。
う~ん、学ぶべきことばかりです。最後に今後の目標を教えてください。
仕事の面では、中心的な戦力となって、支店を引っ張っていけるような存在になることが目標ですね。仕事以外ではクラブチームで選手兼コーチとして活動しているのですが、子ども食堂のサポートや子どもたちのバレーの指導にも携わっています。休める日はほとんどありませんが、こうした活動を通して少しでも成長できればと思っています。
東北銀行に興味を持った学生さんにメッセージ!
東北銀行は、戦後復興期に中小企業を支援するために設立されました。県内経済を支えている中小企業を支援していくことが我々の使命であります。生まれ育った岩手に貢献したい!そんな思いのある方をお待ちしております!
東北銀行人事部 松本弘輝
■株式会社東北銀行
東北銀行は、戦後復興期、県内経済をもっと活力のあるものにしなければならないという岩手県民の強い気持ちを受け、設立された戦後初(1950年)の普通銀行です。「地域金融機関として地域社会の発展に尽くし共に栄える」を経営理念としては掲げ、戦後の復興資金の安定供給を使命として設立された創業精神を忘れずに、地域のお客様への金融支援・本業支援に力を注いでおります。
また、東北銀行の特徴として「風通しの良い行風」が挙げられます。若い行員であっても 意見を言う場が多く、若手行員が早くからいろいろな場で活躍しております。このような環境の中で、行員一人ひとりがやりがいを見出し、さらなる地域社会の発展のために貢献しています。
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