みんなの想職活動

interview

2025/1/31 掲載

みんなのお悩み相談/03

コミュニケーションを取るのが苦手、社会に出てもやっていけますか?(高3·18歳)

今回の相談は、「コミュニケーションを取るのが苦手で、社会人としてやっていけるか不安」。確かに社会に出ると、多くの人と協力して仕事をする機会が増えます。そんな場面を想像して、億劫な気持ちになっている人もいるかもしれません。だけど、ちょっと待って。「コミュニケーション能力」とは、そもそも何を指すのでしょうか?

空気を読むことが大事じゃない、
互いの考えをわかり合うことが大事

コミュニケーションが上手な人って、どんな人をイメージしますか。友だちがたくさんいる人?周りを笑わせるのがうまい人?それとも空気を読むのが上手な人でしょうか。

「コミュニケーションを取る」という言葉には、本来次のような意味があります。①お互いの考えを伝え合うためにやり取りすること②相手が考えていることをわかろうとすること。つまり、「自分の意思を伝え、相手の考えを理解し、お互いにわかり合おうとすること」が、コミュニケーションを取ることです。

これって、ごく当たり前のことであって、特別なことではありません。「友だちが少ない」から、「人を楽しませることができない」からといって、コミュニケーション能力が低いと思い込むのは間違いです。どんなに話が上手な人でも、自分のことばかり話して、相手の話を聞く姿勢がなかったら、良好なコミュニケーションとはいえませんから。

相手を思いやる気持ちがあれば、
伝え方も話し方も変わります

そもそも、なぜコミュニケーション能力が必要なのでしょうか。学校生活もそうですが、私たちは人と協力し、人に助けてもらわなければ生きていくことはできません。仕事では初めて会う人や親しくない人とも力を合わせる必要があり、仕事を通じて多くの人たちとつながりを築きます。だから、「自分の意思を伝え、相手のいうことを理解しようとする」コミュニケーション能力は、仕事をする上でとても大事なチカラなんです。

では、上手にコミュニケーションを取るにはどうすれば良いのでしょう。まず大切にしたいのは、「相手のことを思いやる」こと。相手がわかりやすいように要点をまとめたり、言い方や伝え方を工夫してみたり、相手の立場になって話すことを心がけましょう。また、話を聞くときも、相手が不安にならないように、うなずいたり、あいづちを入れたりすると、相手も話しやすくなります。

かといって、自分がいいたいことを我慢するのでは、良いコミュニケーションはできませんし、互いに高め合うこともできません。自分の意思はしっかり伝え、相手のことを思いやって行動する。これが、コミュニケーションを上手に取るポイントです。皆さんも明日から意識してみましょう。

先輩たちに聞いてみました!

Q.仕事で大事にしていることはなんですか?

「特殊な知識やスキルを持っていることより、『新しいことにチャレンジしてみたい』『岩手が好き』『地域に貢献したい』という気持ちを持っていることが大事だと思います」
manordaいわて・代表/石川恒介さん
記事を読む

「自分自身が楽しまないとお客様にも伝えられないので、まずは自分が旅行を楽しむことを意識しています」
岩手県北自動車・バスガイド/槻山晴哉さん
記事を読む

「目標の一歩先を見据えていると、目標地点を通過点として最高速度で突っ走ることができる。すると次のステップに行くまでのタイムラグが少なくなります」
LOSS IS MORE・代表/小川翔大さん
記事を読む

「挨拶をする、時間を守るなど、基本中の基本を大事にすること。基本をバカにせず、手を抜かずに頑張れば、仕事も内面も必ず成長できます」
東北銀行·花巻支店/橋本卓也さん
記事を読む

「競争が激しい業界なので、動き出すなら早ければ早いほどいい。やりたいことがあれば、その時点ですぐ走り出すことが大事です」
Defios·研究所長/竹田大将さん
記事を読む