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2024/2/1 掲載
お金の話をする時だ/01
「社会人になったら初任給はどう使おう?」と楽しみにしている人も多いはず。でも、お金は生活するための大事な資本。学生の頃からお金の知識を身に付けて、賢く暮らしましょう!
学生だってサークルやゼミ、趣味や友だち付き合いと、何かとお金がかかるもの。「バイト代なんてすぐなくなっちゃう」という人も多いと思うけど、少しでも貯金があったら、ピンチの時も心強い。
というわけで、今回のテーマは「貯金」。学生のうちから貯金をするコツを身に付けておくと、社会人になってもそのノウハウを生かせるから安心だよ。
大学生の平均貯金額はいくら?
1ヶ月の平均貯金額
[実家暮らし]16,950円
[一人暮らし]12,970円
出典:全国大学生協連「第58回学生生活実態調査」
上のデータを見て、キミはどう思ったかな?「1万円も貯金なんてムリ」という人もいると思うけど、iPhoneやiPadだって10万円以上はするから、手堅く貯めている人は結構いるはず。
他にも、運転免許の取得、国内旅行、高額商品の購入、衣料品の購入のために、貯金をしている人が多いんだって。
え~!1ヶ月に1万円以上も貯金しているの!?
欲しいものがある時は、バイト代を貯めてるよ~
貯金の目安は手取りの1~2割
●単身世帯の平均貯金額:176万円
●単身世帯の中央値:20万円
●2人以上の世帯の平均貯金額:214万円
●2人以上の世帯の中央値:44万円
出典:全国大学生協連「第58回学生生活実態調査」
では、社会人の場合はどうなんだろう? 20代の平均貯金額を見てみると、「こんなに貯めてるの!」という印象だけど、実際に注目したいのは中央値。これは、データの数値を小さい順あるいは大きい順に並べていったとき、ちょうど真ん中にくる値のことで、平均像としてはこれが一番近いかも。
実際のところ、社会人になると生活費や家賃のほかに、年金保険料、健康保険料、所得税、住民税、奨学金の返済…など、さまざまな支払いが増えてくる。さらに、結婚や出産をすれば、それにもいろいろ費用がかかる。こうした中で貯金を確保していくのは、そう簡単なことじゃないよね。
だけど、予想外の出費が発生することもあるし、将来のことを考えると少しでも貯金をしておくことがとっても大事。
先の金融広報中央委員会の調査では、20代で貯金がある世帯は「手取り収入のうち16%を貯金に回している」という結果が出ていて、「手取りの1割~2割」が貯金の目安らしい。手取り月収が20万円だとすると、毎月2~4万円、年間25万~50万円程度を貯金するイメージだね!
目先のことだけ考えがちだけど、将来のことも大事!
毎月コツコツ貯めていかなくちゃ!がんばろー!
貯金を上手に増やすコツは?
◉銀行口座に預金する
◉貯蓄型「保険」を利用する
◉貯蓄型「投資」を利用する
最後に、貯金を上手に増やすコツを伝授しよう。目標額を決めるとか、1カ月の収支をアプリで把握するとか、いろいろあるけど、編集部がお勧めするのは銀行や保険、投資を利用すること。
うちのスタッフでも社会人1年目に始めたって人が多いのが、銀行の定期預金。今は低金利が続いていることが難点だけど、手軽に始められるし、元本が保証されているから一番手堅いかも。
次に、貯蓄もできるタイプの生命保険を利用する手もあるよ。終身保険や学資保険、個人年金保険など、いろんな種類があるんだけど、満期になれば満期保険金、解約時には解約返戻金が受け取れるんだ。
同じように、貯蓄型の投資として、「つみたてNISA」や「iDeCo」も注目されているよ。つみたてNISAは、投資で得た運用益が非課税になる国の制度。iDeCoは、公的年金の上乗せとして、自分で掛金を運用する年金制度のこと。これも掛金の全額が所得控除の対象になる、運用益が非課税なるなど、税金面で優遇があるんだって。
どれも、長所・短所がそれぞれあるから、自分に合う貯蓄方法をじっくり考えてみよう!
とりあえず、毎日のおやつ代を節約するぞ!
僕は銀行か保険会社に聞いてみようかな~