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interview

お金の話をする時だ/02

知らなきゃ損する!? 給与明細の見方

「社会人になったら初任給はどう使おう?」と楽しみにしている人も多いはず。でも、お金は生活するための大事な資本。学生の頃からお金の知識を身に付けて、賢く暮らしましょう!

社会人になると、毎月決まって支払われるお給料。これは「基本給+手当」で構成されているんだけど、給料日に渡される「給与明細」って知ってるかな?

この明細書にはお金に関するさまざまな情報が書いてあるんだけど、「手取り」と呼ばれる「差引支給額」だけ確認して、あとは見ないで引き出しの隅っこに…っていう人が結構多いんだって。

そこで、今回のお題は「給与明細の見方」。知っておくとタメになるお話だよ! 

POINT.1 項目をしっかり確認しよう!

上の図が「給与明細」の例だけど、これは下の3つの要素から構成されているんだ。 

勤怠
1ヶ月の勤務状況
出席日数/欠勤日数/遅刻日数/早退日数/超過勤務時間/有給休暇日数

自分がどれくらい働いたのか、残業(時間外労働)をどれくらいしているのか、遅刻や早退の日数など、自分の勤務状況が確認できるよ。

支給
支払われるお金
基本給/資格手当/家族手当/時間外手当/通勤手当など

時間外手当や通勤手当など、基本給のほかにも、会社から支払われるお金っていろいろあるんだ。会社によっていろいろな手当があるから、チェックしてみてね。

控除
天引きされるお金
[保険料]健康保険料/厚生年金保険料/雇用保険料[税金]所得税/住民税[その他]組合費/財形貯蓄など

社会保険料や税金など、給料から差し引かれるお金のこと。所得税・住民税は給与にかかる税金で、住民税は市町村によって税率が違うんだ。

(住民税は入社1年目は引かれないが、2年目の6月から引かれる)

就活の時って「基本給」しか見てないから知らなかった

「総支給額」から結構な額が引かれちゃうんだね…

POINT.2 給与明細を有効活用しよう!

ここまで説明したように、支払われるお金、引かれるお金にもちゃんと理由があるんだ。

特に「天引きされるお金」に対してネガティブなイメージを持ちがちだけど、健康保険料や厚生年金保険料などの「社会保険」は未来のセーフティネットとして自分を守ってくれるものだし、「税金」は国や地方自治体などの公的なサービスとして、他の人の役に立ったり、自分に返ってくるもの。

給与明細は、自分の働き方を見直したり、将来設計について考える資料になるもの。しっかりチェックして、活用してみるといいんじゃないかな。

会社によっては、社員が貯蓄できるよう「財形貯蓄」を設けて、毎月一定額を差し引くところもあるんだよ。

手取りだけが重要じゃないんだね!勉強になったよ

保険とか年金とか、将来の自分に大事なことだね