interview
2023/11/6 掲載
あんな通勤こんな通勤/01
都会じゃ電車通勤がメジャーですが、本州一広い岩手は通勤形態もいろいろ!徒歩あり、チャリあり、車あり、もしかしたらスキーも!? 岩手で働く人たちに、それぞれの通勤スタイルを聞いてみました!
ビール消費量日本一に輝いたこともある盛岡市は、毎年上位にその名を連ねる「ビール好きのまち」。毎週土曜日(4~11月)に開催される材木町の「よ市」に出かけると、ビール片手に店をのぞいたり、仲間とカンパイする市民たちがたくさんいて、とっても楽しそうなんです。
そんな「ビール好きのまち」をけん引しているのが、「ベアレン」の愛称で親しまれている株式会社ベアレン醸造所。岩手の地ビールの先駆けであり、県内のさまざまな地域とコラボビールを作っているユニークな会社です。
というわけで、今回ご登場いただくのは、ベアレン醸造所の社長・嶌田洋一さん。お酒と切っても切れない生活をしている嶌田さんに同行して、朝の通勤をのぞかせてもらいました。
社長として日々忙しく飛び回っているため、移動は車が多いという嶌田さんですが、基本の通勤スタイルは徒歩。聞けば、自宅から会社まで歩いて8分! これ、都会だったら駅までの距離ですが、岩手の場合はこの近さにマイホームがあるのもごく普通のこと。嶌田さんは、この道のりを「ながら通勤」することが日課だと言います。
例えば、朝礼の話を考えたり、1日の予定をまとめたり、時には仕事のアイデアが生まれたり…と、朝のフレッシュな空気が良い気分転換になり、思考を整理するのにぴったりなんだとか。やっぱり、健康にも気を使っているんでしょうか?
健康のこともあるけど、歩くのに程よい距離感だし、毎日の天気や季節のささやかな変化を感じられるのも気持ちいい。今日は岩手山がキレイだな~、とかね
確かに、車や電車の移動では見落としがちなことも、歩いていると気づくことって多いですよね。四季折々の自然の移ろいを肌で感じられることも、徒歩ならではのメリットです。
通勤だけじゃなく、市内の店舗にもできるだけ歩いていくようにしています。体を動かしたほうが夜のビールがおいしいからね!
ランナーでもある嶌田さんは、以前は大会が近づくとトレーニングを兼ねて走って通勤することもあったそうですが、今はランニング&ビールを愛するお客さまと「ベアレンランニングクラブ」を結成し、月1回は一緒に走る時間を楽しんでいるそう。
ただビールを飲むだけじゃつまらないでしょ?遊びとビールをつなげると、いろいろなアイデアが広がります。ビール&フットサルを楽しむグループを作っている社員もいますよ
そんな遊び心いっぱいのベアレン醸造所ですが、2023年はビール発売から20周年の記念すべき年。県内からアイデアを募って、ビールに合う商品開発を一緒に行うプロジェクトを展開するなど、地域の人々の夢を応援する活動を広げています。
ビールは、飲む人だけのものじゃない。うちのビールをきっかけに、お客さんや地域を巻き込んでいろいろな楽しみ方ができたら面白いよね
ランニングやフットサルのクラブ活動も、地域と共に行うプロジェクトも、「ビールをもっと自由に楽しんでほしい」という想いから生まれたもの。なかには、社員から提案される企画もあるそうで、ベアレン醸造所には、お酒の席で出たアイデアや取り決めは有効! というユニークなルールがあるとか。確かに、デスクで考えるよりもリラックスできて、いいひらめきが出やすいのかもしれませんね。
そういう意味でも、通勤時間は思考をリフレッシュする大事な時間。満員電車にうんざりしていたら、通勤環境から仕事やライフスタイルを考えてみるのもおススメです。
ベアレン醸造所に興味を持った学生さんにメッセージ
べアレン醸造所はビール文化や楽しむ場を盛岡から発信しています。既成の価値観にとらわれない、100年以上前の製法で造り続けてきたビールは「伝統」、そして取り組みは「革新」。べアレンの未来を創造する意欲のある方、待っています!
株式会社ベアレン醸造所総務部長 菅原聡子
■株式会社ベアレン醸造所
「うまいビールで、世界中の食卓を幸せにしよう」という理念のもと、ヨーロッパの伝統的なビールづくりを受け継ぎながら、岩手からビール文化を発信しています。「いわて働き方改革AWARD2019」最優秀賞受賞。
▶︎企業紹介|シゴトバクラシバIWATE
https://www.shigotoba-iwate.com/kyujin/company/64000010040860