こんにちは！想職活動メディアのクリエイティブディレクターの清水です。

みなさんは「仕事がデキる人」と聞いてどんな人を想像しますか？コミュニケーションがうまい人？プレゼンがうまい人？？根回しや交渉がうまい人？？？なかなか捉えどころのない「仕事がデキる」を分解して全体をスピーディーに理解しちゃいませんか？ということで、本日おすすめする本は「入社1年目のビジネススキル大全／木部智之 著（三笠書房）」です。新人のみなさんはもちろん、新人を教育する立場である先輩や上司のみなさんにもおすすめの一冊です。

10章の分け方がとっても面白いこの本。自分の悩みや足りていないところを感覚的に導き出すことが可能です。

私はコミュニケーションが気になります。でも、この10章の一体どこが面白い分け方なんですか？

「ビジネスマインド」はかなり大きい話である印象がありますよね。一方で「PCスキル」は具体的なテクニックが掲載されています。この本は、入社１年目ならではの「ビジネスの抽象的な思考法やマインド」と「具体的な業務テクニックや実践」が同時進行で展開していきます。まるで、さまざまなことが起きるビジネスの現場を疑似体験できるようなリアリティーのある編集となっているのです。まるで一番近くに居てくれる仕事がめっちゃデキる先輩みたいな存在になること間違いなし！

たとえばビギナーさんは「コミュニケーション」が気になっていましたよね。「メール／チャット」で即時有効なテクニックを習得しつつ、「ビジネスマインド」でそもそもの人との向き合い方を学んでみる。といったように、いったりきたりしながら読むのも簡単にできるのです。

この本の良いところ２つ目は、項目がどれも「見ごたえ」「知りごたえ」「やりごたえ」がある点です。

ごたえ３連発！

10章にカテゴライズされたその中に項目が分けられており、なんとその数118項目！　見開きでわかりやすくレイアウトされているため、１項目あたり５分ほどで読めてしまいます。業務中に少し悩んでしまった項目をパラ見（パラパラめくりながら読みたいところを見る行為）すれば、隙間時間で素早いインプットが可能です。

さらに項目ごとにすぐ実践できるテクニックや日々のトレーニング方法が満載。とりあえずこれやってみよう！と言う気持ちになれるのもこの本の楽しところ。一度この本で「短い時間のインプット→実践」を体験してしまえば、学んだ方が圧倒的に効率が良い！ということに気づけるはずです。

この本の良いところ３つ目は、たまにピリッとした少し厳しめの言葉で導いてくれる点です。

えっ、こわい言葉は苦手です…。

誰でもこわい言葉は嫌ですよね。でも「仕事を上手に効率よくやりたい！」「面白い仕事にチャレンジしたい！」などと成長を目指している場合、適切に刺激となる言葉や、学びにつながる教訓を得れるのは良いことですよね。この本では「伝わらないのは発信者の責任」「その資料は２時間かける価値があるか」など、ピリッとしたコメントが適度なバランスで入っています。どうしても優しい環境になびいてしまうのが人間というもの。とはいえ成長にはある程度の負荷が必要。モチベーションを保つにもかなり有効で心地よいバランスになっています。

最後のおすすめポイントは、５年働いていても全員がこの本に書いてあること全てできるようになるというものではないという点です。

え、、、１年目には全部できていないといけないことが書いてある本ではないの？

実はこの本、後半では入社後のキャリアアップに合わせた「ビジネス思考」「リーダーの心得」「自己成長」などの章もあるのです。１年目には自分の状況と合わないと感じる章でも、１、２年後に開いてみると知りたかった事が書いてあった！　といったかんじに、長く付き合える本ともいえます。プロジェクトリーダーを務めることになった、後輩ができたなど、どんなタイミングで巡ってくるかは企業や人それぞれ。それを見越して先回りしての予習に使うのもありかもしれません。

118項目のうち全部習得できるかチャレンジとして考えるとゲーム感覚で楽しいかも！ビギナーをいち早く脱するぞ～！

ということで今回は「入社1年目のビジネススキル大全／木部智之 著（三笠書房）」を紹介しました。実はこの想職活動の「悩んだ時のビジネス本紹介」コンテンツは、文中の“読書はコスパ最強のインプット法”にインスパイアされて誕生したんですよ～。ぜひ読んでみてくださいね！