みんなの想職活動

interview

2026/1/14 掲載

岩手女子ホンネトーク/03

疲れた心が浄化される、癒やしのチカラがすごい!

首都圏で岩手の魅力をPRする『anecco.(あねっこ)』という女子会があります。全員が岩手県出身で、東京近郊在住。今回は5人のメンバーに集まってもらい、岩手のことを赤裸々に語ってもらいました。第3回のテーマは、「岩手のココが好き!」。いろんな角度から「好き」な話題が出ましたよ。

あゆっち
岩手県北上市出身。大学進学で上京し、神奈川県の中小メーカーのSDGs推進室に勤務。こちらでスキルや経験を得て、将来は何らかの形で岩手に貢献したいと考えている。

もえっち
岩手県岩泉町・盛岡市出身。大学進学で上京し、現在はインターネットメディアの番組制作に携わっている。さんさ踊りにも参加するなど、岩手とのつながり方を模索中。

れなっち
岩手県北上市出身。地元の大学を卒業後、東京の人材会社に就職。転職を経て、セキュリティソフトの営業として勤務。都内で活動する「赤坂さんさ」の運営に携わっている。

まりっち
岩手県盛岡市出身。地元の大手企業に勤務したのち東京のベンチャー企業に転職し、人事・総務・広報を担当。出産を機にフリーランスとして活動しながら、絶賛子育て中。

さおっち
岩手県一関市出身。地元の大学で社会福祉を学んだのち、千葉県の福祉系企業に勤務。マイホームで夫と1歳の子どもと3人暮らし。老後に夫婦で岩手にUターンするのが夢。

地域に根ざす人、自然、祭り、
当たり前のことが贅沢なんだな

今回のテーマは「岩手のココが好き!」。みなさんはどんなところが好きなんですか?

私は、地域に根付いているお祭りとか、伝統文化が好きですね。東京に住んでいると、お祭りがあっても他人事に感じてしまいますが、岩手は違うじゃないですか。盛岡のさんさ踊りとか、市民も一緒になって作り上げていくから、みんなに愛されるし、まちへの愛着にもつながっていく。地域がひとつになって頑張れる、そんな祭りや伝統文化が一番好きなところです。

私は大学に入学したタイミングが震災の時で、県外の学生ボランティアを受け入れるサークルに入っていたんです。県外の学生さんが岩手のことをいろいろ褒めてくれるんですけど、岩手出身で岩手に住んでいる自分は何も知らなくて…。それが恥ずかしくて、悔しかったんですよ。授業やボランティアで県内各地に行くようになって、知れば知るほど愛着が湧いてきて、気がつけば岩手が大好きになっていましたね。

そのベースが、anecco.の活動につながっているんですね。

そうなんです。私は千葉に住んでいるんですけど、こっちで岩手のものを目にしたり、岩手出身の人と出会ったらめっちゃ盛り上がる。でも、千葉で生まれ育った人に「そんなに地元に愛着ない、うらやましい」といわれたことがあって。それに比べると、岩手の人って地元愛が強いんだなって思いますね。

私の場合、岩手っていいところだなって思ったのは高校生の時なんです。震災から5年くらい経ったとき、被災3県の高校生を対象にした米国研修に参加したんですけど、そのプロジェクトに岩手の素敵な大人たちがたくさん関わっていて。地域のために熱い想いを持って活動されている人たちを目の当たりにして、こんなかっこいい大人になりたいって憧れたし、そういう人がたくさんいる岩手って素敵なところだなって思ったんです。

ちょっと地味な話になるんですけど、道を歩いていても人とぶつからない(笑)とか、満員電車に乗らなくて済むとか、そういう生活ストレスが溜まらないことも岩手の良さかなって思います。それと、さっきネガティブな話で出ていた人との距離の近さなんですが、私は長所だと思っていて。例えば、岩手には交通安全で立っているおじいちゃんがいるけど、東京では全く見ないんですよね。地域のために奉仕活動をするとか、地域ぐるみで何かをやるとか、そういうのって岩手のすごくいいところだなって思います。

確かに、都会だと「地域のために」っていう意識は薄いかもしれませんね。

あとはシンプルに、食べ物がマジで美味しい! 千葉で「落花生が有名です」ってあまりいわないと思うんですけど、岩手の人は「じゃじゃ麺、わんこそば、冷麺」って、自慢の食べ物がスパスパ出てきますから。

ありきたりかもしれないですけど、自然が豊かなところが大好きです。上京してみたら、空が全然見えなくて、夜もずっと明るいことがすごいショックで。気がつけば、緑や空を求めている自分がいるんです。岩手にいた頃は当たり前に感じていた日常が、かけがえのないものなんだなって再認識しましたね。

外に出てみなければわからない良さってありますよね。

あと、保育士の勉強をしていた時に、授業の一環で雪遊びをしたり、枯葉でお面を作ったりしたんですけど、それって東京にいたら絶対学べなかったなって。今振り返ると、スキー場にもすぐ行けるし、自然と触れ合える環境があってよかったなと思うんです。

自然といえば、校歌もすごい泣けますよね。岩手の山とか川とかが歌詞に出てきて、故郷の全部が見守ってくれていたんだなって思うと、なんか泣けてきちゃって。

わかる~! 岩手に帰って遠くに山が見えると、めっちゃ安心する。関東のまちなかでは山が見えないですから。

他のみなさんは、どんな瞬間に岩手に帰ってきたなって感じますか?

私はやっぱり、空が広いとか夜がちゃんと暗いってことを実感した時かな。

駅のホームの空気ですかね。降り立ったら、はあ~って深呼吸します。

私は帰ってきたら、すぐに駅のじゃじゃ麺を食べます。新幹線の到着メロディも好きだなあ。あと、ジャージで帰る小中学生を見た時(笑)。

ああ、確かに東京じゃ見ないかも。ジャージで帰るのは、岩手だけみたいなんですよね。

え、そうなんですか?知らなかった~。

みなさんの話を聞いていて思うのは、岩手に帰ると心洗われるというか、リフレッシュできますよね。空気も自然もきれいなのは間違いないんですけど、人に癒される。こちらの話に「は?」と突っかかる人も少なくて、「だよね~」と共感してくれたり、肯定してくれる人が多いんです。そういう優しさが根づいているところが、岩手の良さなのかもって思いますね。

次回に続く!

前回までの記事はこちら!↓
第1回:岩手は好きなんだけど戻れないワケがある
第2回:上京女子たちが指摘する岩手のしんどさとは!?