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interview

ススム働き方改革/01

立ち会議で効率重視!社員の声が職場を変える

学校の職員室などにあるプリンタやコピー機に書かれた「RICHO」の文字。そのリコーグループの一員として全国各地に300以上の拠点を持つのが、リコージャパンです。同社ではSDGsを経営の中心に据え、さまざまな事業を通して地域にある社会課題の解決を目指しているそう。
なかでも得意としているのは、仕事環境の改善です。これまでアナログで行っていた業務をデジタル化することで自動化や省力化を進め、働く人たちがより生き生きと過ごせる毎日を提案しています。

好きな場所で働けるオフィス

開放感あふれる明るいオフィス。なんだか伸び伸びと働けそう

リコージャパン岩手支社を訪れて最初に驚くのは、なんといってもカフェのようなオフィス。社員は決まった席を持たず、どこで仕事をしてもOKなフリーアドレスを採用しています。隣の人と相談しながら作業しやすい大きな机や、窓際のカウンター席などさまざまなタイプのデスクを配置。

そして、「誰にも邪魔されず仕事に集中したい」というときに便利なのが、半個室の集中ブースです。ここにいる間は、「電話の取り次ぎをしない」「例え上司でも声をかけてはいけない」などのルールがあり、1時間まで続けて利用することができるんです。

集中ブースを利用する入社7年目の熊本知文(くまもとともふみ)さん。家庭を持つ彼は、近々、育休を取得予定とのこと

社員自らの声が生かされている集中ブース。メリハリを持って仕事できそう!

限られた時間を効率的に活用

オフィスの中央にはプリンタを配置し、自然と人が集まるマグネットスペースに。プリンタの上にあるモニターには、その月、お誕生日を迎える社員の名前が表示されるそうです

さらに、17時以降の会議はNGという決まりもあります。これは残業を減らすための取り組みで、週に2回はノー残業デーを実施。各部署の管理職が当番制で呼びかけを行っていて、夏になると早々にエアコンを切って帰宅を促すこともあるそうです。

また会議も、短時間で済ませたいときには立ったまま行うことも珍しくありません。その理由は、「座るとどうしてもダラダラと続けてしまうから」。会議にかける時間も、原則として1時間以内と決められています。

ミーティングはパソコンを持ち寄り、モニターにつないで画面を共有します

時間を区切ることで、より充実した会議になりそうだね!

しっかり休んで仕事に集中!

入社3年目の神保優子(じんぽゆうこ)さんは、就職活動中にリコージャパン岩手支社を見学し、「ここで働きたい!」と思ったのだそう

取材中、特に話が盛り上がったのが“有休の取りやすさ”でした。

有休とは「年次有給休暇」のことで、休んでもお給料が減額されない休日のこと。これは国が定めている働く人の権利なのですが、なかなかどうして「周りの目が気になって休みづらい…」と感じる人も多いのです。

リコージャパン岩手支社では、そうした従業員の気持ちに配慮して、会社を上げて有休取得率のアップを推進。従業員の満足度向上に取り組む「ES委員会」を社員自らが組織し、有休が取りやすい雰囲気づくりも行っています。仕事に支障がなければ「午後から休みます」と、時間で区切って申請しても大丈夫。それに対して上司から理由を聞かれることもないそうです。

さらに岩手支社独自の取り組みとして、連休がない6月に「ロックハンド(岩手)休暇」を設定。それぞれ連休を取ってリフレッシュしようと呼びかけています。

しっかり休んで仕事に集中することで、効率や生産性のアップにつながるんですね。

他社もこぞって見学に訪れる

オフィスの1階には商談や打ち合わせに利用できるスペースがあり、ここで仕事をする人の姿もありました

そんな先進的な取り組みを続ける同社は、リコージャパンのViCreA(ヴィクレア)にも認定されています。

これは働き方改革に取り組む自分たちの姿を取引先など外部の人たちにも体感してもらおうという取り組みで、これまで多くの企業がオフィスの見学に訪れているそうですよ。

「社内に外部の人が入っても大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、そこは全く問題ナシ。外出時や退勤時には机の上に何も置かない「クリアデスク」をルールとしていて、ノートPCなどは個人ロッカーに鍵をかけて保管しています。

セキュリティもバッチリ!ペーパーレスにも取り組んでいるから、「書類をしまう場所がない」と困ることもないそうです。

一歩先を行く新しい働き方を

オフィスの各所にさりげなく掲示されたSDGsのステッカー。リサイクル活動が日常の一部になっているんですね

こうした取り組みを始めたのは、もう20年以上も前のこと。「ごみゼロ」を目指したペーパーレスや整理整頓などから始まり、社員自らが職場環境を改善していくことで現在の姿にたどり着いたのです。

その背景にあるのは、「CS(顧客満足)とES(従業員満足)の両方を高めなければ企業として成長できない」という会社全体の思いでした。

全社員が自分事として考え、行動し、誰もが働きやすい環境を作り上げてきたのです。

この取り組みにはゴールがなく、時代やニーズの変化とともに柔軟に対応していくもの。リコージャパン岩手支社は、これからどんな新しい働き方を生み出していくのでしょうか。進化し続ける会社で、あなたも活躍してみませんか?

リコージャパンに興味を持った学生さんにメッセージ!

仕事もプライベートもあなたのやりたいことを私たちリコージャパンと一緒に叶えませんか?岩手に貢献しましょう。岩手で活躍しましょう。岩手で幸せになりましょう。会社のことや雰囲気を知って欲しいと思います。事業所で待ってます!

■リコージャパン株式会社 盛岡事業所(岩手支社)
リコー製品を中心とした商品やサービスを提供するリコージャパン岩手支社。業務上の「困った」を解決するオフィスサービス事業や、生産性や業務効率の向上を図る産業ソリューション事業なども展開。リコージャパン全体としてSDGsを経営の中心とし、事業活動を通じて社会課題の解決を目指しています。

▼シゴトバURL
https://www.shigotoba-iwate.com/kyujin/company/10100011108290