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interview

岩手で仕事はじめました/01

岩手に来て、家族との時間ができました。【前編】

岩手出身でUターンした人、県外からIターン・Jターンした人など、岩手で働き始めた社員さんをご紹介! 今回は、2020年に家族で奥州市へ移住した板谷建設株式会社の下地勝さん(43)の登場です。

下地さんは、沖縄県宮古島のご出身なんですね! 19歳から東京でお仕事をされていた。なぜ岩手に?

4歳と、もうすぐ10歳になる子どもがいるのですが、東京では寝顔しか見ることができませんでした。職場までの通勤時間が1時間50分。さらに勤務時間も長かったためです。

家族との時間を増やしたいなと思って、妻の故郷である奥州市への移住を決めました。

親しみやすくお話ししてくださる下地さん

板谷建設さんとはどうやって出会ったのですか?

移住する1年前から就職活動をはじめて、ジョブカフェいわてさんからのご紹介で出会いました。

「家族との時間を大事にしたい」という希望をお伝えして、東京ではガス機器の修理・営業をしていたので、当初はガス会社を検討していたのですが、「下地さんの性格なら、ガス会社に限らなくても営業はできます」と、板谷建設をご提案いただいたんです。

板谷建設さんのどんなところに魅力を感じましたか?

「地域のためになる仕事をしたい」と思っていたのですが、板谷建設は、学校や老人ホームの新築・改築、橋や道路の整備など、「公共」の土木・建築事業を行いながら、「民間」への視野ももっている会社だったんです。

地域の家庭の困りごとを解決する「暮らしサービス事業部」が立ち上がるということを聞いて、ここで働きたいと思いました。

暮らしサービス事業部とはどんな部署なのですか?

外壁補修、草刈り、除雪、電気工事、リフォームなど、暮らしを助ける「なんでも屋」です。

岩手は若者が少なく、高齢者のひとり・ふたり暮らしが多いですよね。誰に頼ったらいいかわからない人たちを助けることができる、必要とされている仕事だと思っています。

実際、下地さんはどんなお仕事をしているのですか?

1955年創業の板谷建設は、「公共事業を行う土木建築会社」として地域では知られています。

ですが、民間向けにこうした「かけつけサービス」をはじめたことはまだまだ知られていないので、「困ったことがあったらご連絡くださいね」と1軒1軒ご自宅をまわる営業をしています。

下地さんが制作した、かけつけサービスのチラシとマグネット

これまでにどんな相談がありましたか?

高齢で畑ができなくなってしまった方から、「雑草を刈るのが大変」という相談を受けて、防草シートを貼るお手伝いをしたり、トイレの修理をしたりしました。

実際に作業を担うのは、板谷建設がお付き合いのある専門の協力企業さんやプロの職人さんです。

お客さまの悩みを聞いて、どんな解決方法が良いのか、誰にお願いしたら良いか、予算も含めて考えて協力企業さんに依頼するのも営業の仕事ですね。

公共事業で数々の実績を積んできた板谷建設さんだからこそ、たくさんの企業さんと信頼関係が築かれているんですね!

はい。板谷建設では河川や道路の清掃や花の苗植えなどボランティアも行っていて、地域のみなさんからも信頼があるので、飛び込み営業でも受け入れていただけました。

後編に続く!

(取材時期:2023年9月)

板谷建設に興味を持った学生にメッセージ

「岩手女性活躍認定企業であり、若い社員の導入に積極的な会社です。地味な職種に思われがちですが、多くのドラマがあり、言葉で表されない大きな満足感と達成感を得られると思います。若い社員もバリバリ働いています!」

■板谷建設株式会社
土木事業、建築工事業、大工工事業、解体工事業、電気工事業などを担う、総合工事業。建設業で難しいとされる4週8休制を導入するなど働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。いわて女性活躍認定企業。

▶︎企業紹介|シゴトバクラシバIWATE
https://www.shigotoba-iwate.com/kyujin/company/14006010000190