interview
2024/7/31 掲載
推し活ワークライフバランス/02
アイドルに俳優、スポーツなど、生活に彩りをくれる「推し活」。仕事も推し活も楽しんでいる人に両立のバランス術を聞いてみました!今回ご紹介するのは、株式会社十文字チキンカンパニーの板垣華乃(いたがき・かの)さんです。
こんにちは! 板垣さんは地元企業にこだわって就活したんですって?
父の転勤で小学生の時に二戸に来たんですけど、出会った人がみんないい人ばかりで、大好きになりました。高校を卒業すると出ていく人も多いのですが、私は地元を盛り上げたいと思って、十文字チキンカンパニーに入社したんです。
地元愛ゆえの地元就職だったんですね。会社ではどんな仕事をされているんですか?
今は経理ですが、入社時は営業事務、その次は総務で社員の健康サポートなどを担当していました。うちの会社は、雛を育てる生産部、鶏肉製品を製造する製造部、バイオマス発電を行う環境部など、さまざまな部署があって異動も結構あるんですよ。
部署ごとに全然仕事が違うんですね~。新たに仕事を覚えるのは大変ではないですか?
むしろ新しいことを学べるので勉強になりますし、いろんな経験を積むことができます。残業も少ないので、仕事もプライベートも全力で楽しめるのが、うちの会社のいいところかも。
オフの時間は、合唱と「南部武将隊」を掛け持ちしているんですってね。板垣さんの雰囲気と武将隊が結びつかないんですが…きっかけは?
実は私、歴史が苦手で…自分から希望したわけじゃなく、武将隊のメンバーから誘われて参加したんですよ。最初の頃は、鎧を着けて殺陣(たて)の練習もやってましたね。
てっきり歴史オタクかと思っていたので意外です!
もともと「九戸政実(くのへ・まさざね)武将隊」という名前で、豊臣秀吉の天下統一に反旗を翻した地元のヒーロー・九戸政実をPRすることを目的に結成した武将隊なんです。去年は活動を始めてから10周年の節目で、名称を「南部武将隊」に改めました。それまでは殺陣を見せることが中心でしたが、改名後は九戸氏と南部氏の戦いをストーリー仕立てで見せる内容に変わって、私が語り部を務めているんです。
どうりで滑舌がいい! 語り部がいると歴史の話も披露する戦いの場面もわかりやすいですよね。
大事な役目なので、とにかく歴史を学ぼうと本を読んだり、九戸城のガイドさんから教えてもらったり、たくさん勉強しました。私自身もですが、地元でもこうした歴史を知らない人が多いので、もったいないなと思います。
武将隊の活動であちこちのイベントにも参加しているそうですね。
他県の武将隊の方々や歴史好きなファンの方々と交流させてもらっているんですが、共通のテーマでたくさんの人とつながれますし、仕事では経験できない出会いがあってとても楽しいです。お休みはつぶれちゃいますが、それ以上に「楽しい」気持ちが上回りますね!
推し活で得るものがたくさんあるんですね。
語り部のおかげで人前で話すのも苦じゃないですし、地元の歴史を学べたのは大きいですね。周りの人たちは「ここには何もない」ってよくいいますが、実はこんなにすごい武将がいて全国的にも評価されているとか、鶏肉の生産量がすごいとか、誇れるものがたくさんあることを知ってほしい。そのために、私たちの活動が二戸に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
仕事も推し活も「二戸推し」につながっているんですね! 武将隊のこれからの活動が楽しみです。
(取材時期:2024年1月)
十文字チキンカンパニーに興味を持った学生さんにメッセージ!
当社は 「仕事も遊びも全力で!」をモットーにしております。プライベートの充実は仕事のモチベーションにもつながります!
私たちと一緒に、推し活も仕事も全力で楽しむ社会人生活を送りませんか?
■株式会社十文字チキンカンパニー
日本有数の若鶏肉の生産地である岩手県北地域にあり、国内生産シェア第4位を誇る十文字チキンカンパニー。「人・動物・環境の健康を考える」を理念に掲げ、雛の生産から鶏肉製品の製造、鶏ふんを活用したバイオマス発電に至るまで、全てを自社で行い、安心・安全で美味しい鶏肉を東日本全域に供給しています。そのため仕事内容は多岐にわたり、生産部・製造部・営業部・環境部・品質部・支援部・人事部の7部門があり、さまざまな分野の仕事を経験することができます。
いわて女性活躍認定企業等(ステップ2)、いわて働き方改革推進運動参加、イクボス宣言
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