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interview

新人の大いなる失敗/02

「思います」は使わない。何事も丁寧な確認が大切!

社長も部長もベテランの大先輩も、誰にでもあったピカピカの新人時代。右も左もわからない当時の彼らが直面した、「新人時代の失敗エピソード」を直撃インタビュー。今だから語れるアレコレを、根掘り葉掘り聞いてみました。どんな失敗も糧にすれば怖くない…のだ!

今回お話いただいたのは、盛岡の老舗百貨店・川徳の「パルクアベニュー・カワトク」で店長を務める藤澤ゆみ子さん。

2023年4月、新会社に移行し、これまでになかった新しい取組にも挑んでいます。

販売推進担当長を兼務する藤澤さんが主に取り組むのは、新しい顧客を増やすための広報。

SNSによる発信にも注力するほか、お店の顔となるウィンドウを一新。百貨店松屋銀座とコラボレーションし、2023年12月末から、岩手の伝統工芸品・南部鉄器の鍋敷きを活用したディスプレイを整えました。

南部鉄器を製造するOIGEN(奥州市)に協力を得たウィンドウ。シーズンによって表情を変えながら定番で掲出する予定です

「地元企業さまとの繋がりを強めていって、それを川徳のひとつの魅力にしていきたいと思っています」と藤澤さん。

このように活躍されている藤澤さんに新人時代のエピソードを伺うと、「入社して1週間くらい研修があったのですが、大人数で一緒に何かをするのが苦手なのでその時は本当に嫌で嫌で……研修が終わったら辞めようと思っていたくらいなんです」と当時を振り返ります。

「そう思ったのにもう数十年勤めていますが(笑)、職位が上がっていく中で本当に思うのは、新人時代に教えていただく基礎は、後々すごく大事になってくるので、しっかり学んでおくべきだということです」と藤澤さん。

例えば手の組み方やお辞儀の角度といった見栄えの部分。ある意味体で覚えていくものなので、意識しなくてもできるようになっていることが、とても重要だそう。

高校卒業後に入社以来、川徳ひと筋の藤澤さん。婦人服売場を長く担当してきました

また、気をつけているのが、「思います」という言葉を使わないこと。

「自信がないと言いがちですが、思いますじゃ困りますというのは、上司からもお客さまからも言われました」と藤澤さん。

わからなくて答えを濁してしまうようなことは、きちんと確認して、断言できる答えがわかってから伝えることがプロとしては大切です。

「これはマネージメントをする立場になっても大切なことで、指示をあやふやにしてしまうと部下も困ってしまうんですよね」

1Fインフォメーションに立ち、館内案内を行うこともあります

収入印紙を破いてしまったり、誤った熨斗(のし)を用意してしまったり、お客さまからお預かりした案内状を同封し忘れてしまったり……失敗は数え切れないほどあると話す藤澤さん。

「一度失敗すると同じ失敗は絶対しないように準備をするので、失敗することも大事だと思っています。そうした時に、逃げずに、誠意をもって対応していくというのが、自分のためにも大事なことです」

お客さまとの接客が魅力のひとつでもある百貨店の仕事。緊張感もありますが、さまざまなお客さまとの出会いが自身を成長させてくれるようです。

(取材時期:2023年12月)

川徳に興味をもった学生さんにメッセージ!

自分には合わないかなと思ったとしても、興味を持たれたのであれば、チャレンジしてみてほしいと思います。売場担当は、人に見られる職業ということもあって、姿勢や所作、内面などが、自然と美しくなっていきますよ。

■株式会社川徳
1866年創業。岩手県盛岡市に本社を置く老舗百貨店。本店のパルクアベニュー・カワトクに別館cube-Ⅱが隣接、盛岡市内では「アネックスカワトク」も運営しています。

▶︎企業紹介
https://www.kawatoku.com/company/