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interview

わたし○○な新人です!/01

くよくよしない!仕事も趣味も自分らしく

初めての社会人生活はドキドキとワクワクの連続! いろんな業界で奮闘するピカピカの新人さんたちをご紹介します! 今回ご登場するのは、株式会社白石食品工業入社2年目の星 柚奏(ほし・ゆかな)さん(24)。目標を持って日々の仕事に取り組みながら、休日には意外な趣味を楽しむ星さんにお話を伺いました。

1948年の創業以来、世代を超えて愛されるパンや菓子を製造する白石食品工業。東北一の売り上げを誇る、あの「豆パンロール」を生み出した会社です。1992年には「Pasco」ブランドで知られる敷島製パンと業務提携を結び、2009年には仙台工場をスタートさせるなど、東北全域のコンビニやスーパーに安定して商品を供給する体制を整えています。

今回取材でお邪魔したのは、本社を置く盛岡工場。広大な敷地の工場内には、自社商品を製造する「菓子パン課」や、超熟シリーズなどでおなじみPascoブランドを製造する「クラフト課」などがあります。入社2年目の星さんは、クラフト課に所属する駆け出しのパン職人。数は少ないながらもこだわりのパンを手がけ、さまざまな経験を積んでいるそうですよ。

緑のロゴが目印の「パスコスペシャルセレクション」。素材と品質にこだわったラインナップが特徴の同シリーズ。写真はザクザクとしたくるみの食感が味わえる、星さんイチオシの商品です

星さん、こんにちは! まずは白石食品工業に入社された経緯を教えてください。

小さい頃から食べることが好きで、将来は食品に関わる仕事がしたいと考えていたので、大学は栄養学科に進学しました。宮城県の出身なのですが、就職するならなるべく東北がいいなという思いもあって。食品関係で、かつ地元に近い職場という条件が叶う白石食品工業に応募したのがきっかけです。

所属するクラフト課は、明るく気さくな方が多いのだそう。「分からないことを聞きやすい雰囲気はありがたいですね」と星さん

工場ではどんなお仕事をされていますか?

仕込みから成形、焼成(しょうせい)、包装までをほとんど手作業で行なっています。いろいろな工程を担当するので、覚えることが多くて大変ですが、経験を積むことができていますね。特に、パンを焼く「焼成」は一人で行うことが多く責任も大きいけれど、自分に合うやり方を探しながら、効率を考えて作業できるのが楽しいと感じています。

苦労しているのは、フランスパンなど、パンの表面に切り込みを入れる作業です。切れ目の入れ方や刃の角度など、意識するポイントがたくさんあって…。うまく焼き目がつかないと廃棄になってしまうので、気が引き締まりますね。先輩たちのように手早く作業して、ロスを出さず焼けるようになりたいです。

「黙々と同じ作業を繰り返すのはあまり得意じゃなくて…」と話す星さんですが、日ごと担当するレーンが変わることによって、飽きずに集中して取り組むことができているといいます

切れ目一つで品質が変わるんですね…。やりがいを感じるのはどんな時でしょうか?

入社1年目は、菓子パン課に所属していました。そこで作るパンは種類も数も多く、一日におよそ5,000個から10,000個を2周、3周と製造していたので、担当する作業は一部に限られていたんです。「今形成している生地は、どんなふうに膨らんで焼きあがるんだろう…」と、包装まで見届けられないもどかしさがありました。

一方、クラフト課は規模が小さく、製造するのは1種類につき100個から500個程度です。すべての工程に携わることができるので技術も身につくし、ものづくりのおもしろさを目で確かめることができます。クラフト課で作っている「パスコスペシャルセレクション」の価格は少し高めですが、その分品質にこだわっていて、味には自信があります。そういった仕事に携わっているということにもやりがいを感じていますね。

失敗してしまうこともありますか?

焼成を担当した日に、オーブンのタイマーを押し忘れて、中のパンをすべて焦がしてしまったことがあって…。でも、仕事の失敗って、仕事でしか取り返せないと思うんです。だからあまり引きずらないように、「次はミスしないようにしよう」と気持ちを切り替えることを心がけています。

切り替えって、大事ですよね。お休みの日はどんなふうにリフレッシュしていますか?

車やバイクなど乗り物が好きなので、産直までドライブすることが多いです。会社にもバイク仲間が二人いて、休みを合わせてツーリングに出かけることもあるんですよ。夏は一関や八幡平、大船渡など沿岸の方にも行きました。一緒に行くのは部署も年齢も違う先輩なのですが、仕事の話や、共通の趣味の話題で盛り上がれるのは楽しいですね。

ふだんは工場の中で集中して作業しているので、自然の中をバイクで駆け抜けるととっても気持ちが良いし、リフレッシュできます。それから、仕事終わりによく一人で行くのは花巻空港です。 広~い滑走路で、飛行機の発着陸をぼーっと眺める時間がたまらないんです。

こちらが学生時代にアルバイトを頑張って購入した、星さん自慢の愛車です! バイク好きの家族の影響ですっかりハマり、帰省時には家族5人でツーリングを楽しむのだそう

最後に、今後の目標やチャレンジしてみたいことを教えてください。

将来的には、品質や衛生の管理をしている品質保証部に所属したいと考えています。大学では衛生管理や食中毒防止に興味を持って学んでいたので、さらにその分野の知識を深めつつ、クラフト課での経験を活かして働いてみたいです。

星さんは「切り替え上手」な新人でした!

「嫌なことがあっても、寝たら忘れちゃうんです」と笑顔で話す星さんは、そのポジティブさを仕事にも生かしていました。しっかり働き、お休みの日は思いきり遊ぶ。そんなメリハリのある働き方をされている星さん、今後の活躍がますます楽しみです。

(取材時期:2023年11月)

白石食品工業に興味のある学生さんにメッセージ!

■白石食品工業株式会社
「日々の暮らしをおいしく、たのしく」をミッションとして掲げ、食品を通じて東北のみなさまにより良い暮らしの提案をしていきます。地域のおいしいものをたくさんの方々に味わってほしいという思いから、地域の食材を使うことや、小麦栽培など農業の発展にも力を入れています。名産物や隠れたこだわりの特産物を発掘し、パンや菓子に商品化しています。

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